用語集

此方ではこの世界観を構成する上での専門的な用語の解説を行って行きます。キャラさんを練る上で恐らく一番大切なところとなりますので良く目を通して頂けると嬉しいです!
なお、一期に当る【不死と魔の舞う箱庭にて、】の情報はこちらにはありませんので
https://magic.1net.jp/61125.html#contents

上のURLから一期の用語も確認して頂けるとより世界観について詳しく理解できると思います!

・【新天地】
此処は今回のお話における、「不死」と「魔に通ずるもの」と「禍人」と「魔神」の舞い踊る舞台。
この大きな大陸には、大小様々な都市が日夜領土を求め、異能を求め、命を求め戦争や貿易などを行っている。
四季という概念は曖昧であり北部では年中雪が降り積もる程の寒い地域なのだが南部では砂漠化も進み猛暑と明確である。
この世界では後ほど記述する「魔神」を神として崇め、信仰する「聖魔教」と「魔神」を悪魔として嫌悪し、拒絶する「暁の明星」という2大組織が存在し過去の大戦を皮切りに現在は冷戦へと突入している。
大陸中心には「呼び声の塔」と呼ばれる最初の魔神「ルクシエル」が眠るとされる大きな大きな墓としての建築物があり度々この呼び声の塔から新天地とは縁もゆかりもないものが転移してくる。

大陸北東から東にかけて「聖魔教」を国教としている「聖国ルクシェドル」という大陸1大きな国が栄えており、聖魔教を広げるとともに国土を急激に拡大している。

大陸南東には広大な森林地帯「クリスタ森林」が存在し、大掛かりな人の手が入っておらず手付かずの自然が広がる。

大陸南部は砂漠化した元ルクシェドルと対立していた国の「サルガミズ」の跡地となっている。
通称、「サルガミズの墓場」

大陸南西から西にかけて元サルガミズの国民やルクシェドルを嫌悪している者たちが集い元サルガミズ国の地下に「暁の地」という拠点を築き上げ「暁の明星」として活動している。

大陸北西には「ラル山」と呼ばれる山が存在する、一部魔神など関係なく己が力を研究する為などの隠者が作った集落がありラル山では神隠しに合うと言われる。

大陸北部には「天秤都市リブラ」というこの大陸における争い事やいざこざに介入しこの世界の均衡を保つという目的の元動いている。
魔神問題に関しては中立を貫いており人としての尊厳という物差しの元動いている。

・【魔神】
魔界の神でも、不死の神でも、魔の神でもない。
魔術を極めた人間が至る進化の果て、神化。
jpごゃatP»⁈⁈⁇@4年前に新天地へと初めての魔神と呼ばれる「ルクシエル」が現れその時は無の大地だった新天地へと命を注ぎ込んだとされる。
その後緩やかにだが魔神が生まれてはこの新天地へと「ルクシエル」によって招かれ最初は魔神の楽園として新天地は存在していた。
基本的には存在するだけで尋常ではない程の魔力を放出しており辺りを汚染しかねないが新天地に魔力を放出し続けることで生命を生み出すことでこの問題に対処している。
元が人間でありその姿も基本的には人間を模しているとされる、すべての魔法を会得はしているものの大半の魔神は己が一つの魔術を極めに極めて魔神となっている為武力を行使する場合は自身が神へと昇華するにあたった魔術を行使する。

伝承としてはこの様に言われているが、現状や真贋は判っていない。それこそ神のみぞ知るといったところだろう。

・【禍人】
元々この新天地という大陸には飛び抜けた科学技術力も無くひいては魔術というものは存在しなかった。
そんな中魔神がこの大陸に降り立ち大陸全土へと高濃度の魔力を放出し、魔力という概念を形成。
その結果生まれたものが禍人であり人間半分魔の者半分という状態を示す。(人間の血が強いなどのクオーター的なものは存在していいもののその場合後述する異能に関してはうまく扱うことはできない。)
外見的特徴として体に魔力を効率良く吸収する器官が備わっており、角や動物の耳、尻尾などで(複数付けることは可、その場合後述する異能をより扱いやすいなども設定も付与可能)然しながらあくまで魔力吸収効率を上げるのみで耳が良くなる!とかなどの他の機能は無い。(尻尾が敏感で触られるのが苦手などは可能)

・【禍津】
禍人達が行使できる異能。
魔神から授けられて異能であり魔の力に作用して異能を展開する。
元は魔術とされており、空気中や自身の魔力を燃料とし発動する。
が、魔術とは大きく違い詠唱も要らず魔術因子のように継承できるものもない。
(キャラお一人様に付き一つまで。)
禍人が禍津を行使すればするほど体内の魔力が黒い結晶(黒硝)へと変貌していき、体外や体内を蝕み最終的には「禍罪」と呼ばれる理性の無い化け物へと成り下がる。(理性がないとは言ったものの個体によっては生前の行動を繰り返すものもいる)
一度禍罪になれば現状助かる手段は無く皆愛する者の手や禍罪狩りに殺されている。
これらのこともあり、魔神肯定派では祝福、否定派では呪いと呼ぶこともしばしば。

・【呼び声の塔】
最初の魔神「ルクシエル」が眠る塔を形取った巨大な墓。その塔の頂点は雲を突き抜けるほど高く先を見たものは居ない。
また、生粋の魔術師ではない現地の禍人ではわからない秘密が隠されているとかないとか…。
この物語に置ける「不死」と「魔術師」達の始まりの場所、貴方達はここで目覚めこの大地について知るだろう。

・【聖国ルクシェドル】
魔神を神として崇める「聖魔教」を国教としており新天地においての最大勢力として君臨している絶対王政の国家。国王や国のお偉いさん達の大半が聖魔教の熱烈な信者であり聖魔教が実際に政権を握っている。
国民も洗脳するかのように聖魔教を広げており8割程の国民は聖魔教の教えに従っている。
聖魔教に意見するようなら即刻捕縛、場合によっては処刑と他から見ればなかなか残酷な国政をとっている。
聖魔教を信仰、魔神を肯定する者達の拠点となる場所だろう。
内情的にも聖魔教の教えを守っていれば不自由なく暮らせるほどには豊かであり治安も良い。

・【クリスタ森林】
聖国ルクシェドルに隣接している森林であり土地の所有者は中に住んでいる先住民の物とされている。
この森林から取れる貴重な葉と後述する「ラル山」と呼ばれる山で取れる貴重な石を掛け合わせ禍罪化への抑制剤となる「黒硝抑制剤」や促進剤となる「黒硝促進剤」が制作出来る為現在はルクシェドルと暁の明星の緩衝地帯となっている。
先述した先住民として「クリリュナの民」と呼ばれる民が住んでおり自然を守り外からの接触を極力避けている、またこの土地には貴重な後述する「聖葉」があるとされ幾度もルクシェドルや暁の明星に狙われ襲撃をされては追い返したり取引したりとしている。

・【サルガミズの墓場】
元サルガミズ国があった跡地であり現在は砂漠と化しその砂の下にはサルガミズの発展した技術力が眠っているとされる。
砂漠化の原因としては過去にここで行われた聖国ルクシェドルとの全面戦争によるものであり暁の明星が拠点としている地上部分は現在も崩壊した街並みを残す元サルガミズ国の土地である。
全面戦争が原因と言ったが正しくはサルガミズが抵抗の後に取り出した試験段階の大型兵器でありそれの暴走によりサルガミズの墓場は形成された。
現状この試験段階の大型兵器に関する情報は暁の明星のごく一部のものにより管理、封印されている。
砂の下には大量の科学技術の叡智が眠っておりこれを掘り返しては売って生活をしているトレジャーハンターなども存在する。

・【暁の地】
元サルガミズ国の土地の地下で「暁の明星」が創り上げた巨大地下空間。
地上は滅び瓦礫やらで荒んだ土地が広がるものの正規の道やトラップの仕掛けられた罠道を進んでいけば地下空間へと出ることができる。
ルクシェドルには何度か襲撃を受けているものの独自に成長を遂げた科学技術を用いて幾度となく襲撃を耐え忍んでいる。
法やルールというものは最低限しかなく自由に研究をするなりこの世界について探求するなりと普段は向いている方向は別々だが、魔神を打倒し自由の国を作り上げるという信念のもと多くの人が叛逆の牙を研いでいる。

・【ラル山】
暁の地と隣接している一つの大きな山であり通称「地変の山」と言われ不定期に山の地形が変わりその山の風貌は良く変わるとされている。
そんな山には後述する「聖石」がありクリスタ森林の聖葉と共に黒硝抑制剤と黒硝促進剤が制作できるため同様に現在はルクシェドルと暁の明星の緩衝地帯となっている。

この地の特性を利用しては外界からの干渉を極力減らしては自身の禍津について、この世界についての研究が行なわれている。
長や代表などもつくらず研究者達が自由に衝突や和解を繰り返しては生活している。

・【天秤都市リブラ】
サルガミズ国がまだ滅ぼされる以前から存在し中立国家として争いに疲れたものや被害者などを保護している。
最近では領土拡大や禍罪関係で黒い噂の絶えない聖国ルクシェドルを厄介に感じている。
またこの世界の均衡と人間としての享受を守る為に様々な事案に首を突っ込む組織【天秤の祭典】が存在する。
共通して月を象った勲章をつけておりそれが天秤の祭典としての証である。
勝手に首を突っ込んで来る場合が多いが依頼という形でお金を払うことでも動いてくれる便利屋的側面も有している。
そんな天秤の祭典の本拠地、また戦えない者や被害者の為の都市である。

・【果て】
新天地にてこの大陸の四方に存在する地の途切れた場所を示す言葉。
その全てが巨大な大瀑布でありどこからともなく莫大な水が底の見えぬ奈落へと落ちていく。
呼び声の塔から来る物はこの果てより奥から来ているとされ呼び声の塔から呼ばれた生物は総じて【航海種】と呼ばれる。

・【聖葉、聖石、黒硝抑制剤、黒硝促進剤】
聖葉はクリスタ森林の中央に位置する戦ノ巫女が守っている魔樹と呼ばれる樹木に生えている白い葉の通称。正し聖葉という言葉を広げたのは聖国ルクシェドルの人間たちでありクリリュナの民達からは「代償の葉」と呼ばれている。
微弱な黒硝の促進効果が存在し、これを用いて聖国ルクシェドルでは実験が行われている。

聖石はラル山で採れる鉱石の一種であり、地形を変えるラル山の特徴のせいで入手は困難とされている。
黒曜石の様な見た目をしておりそのへんの石と見分けるのは難しいものの魔力が籠もっているため魔力を感知出来るのなら見分けるのは簡単。
微弱な黒硝の抑制効果があり強固な鎧や武器、お守りなどにも加工されていたりする。
(希少性が高くどれも高い)

黒硝抑制剤、促進剤は上記の2つの素材を使い作る液体の注射剤であり黒硝の影響が謙虚に出ている部分に注射することでより効果を得ることができる。
然しどちらも希少性が高くなかなか手に入らないものである。(聖国騎士団長として働いて3年分ほどの給料で買えるか買えないかほど。死ぬほど高い)
そもそもの生誕秘話というものが一切存在せず誰が作ったのかも定かではないが効果は確か。
なお、一度禍罪になった者に抑制剤を使っても意味はない。促進剤も同様。

・「贄」
この新天地という世界における禍人のみが掛かる感染症。
禍罪化とは違い、禍津の行使の有無に関わらず感染してしまえば体内の魔力が全て黒硝へと変換されていき「クノロス」と呼ばれる黒硝の円柱結晶体になりその後クノロスが崩壊後その土地には豊穣がもたらされる。
クノロスが崩壊前に近寄ると同じく贄に感染するという実験報告が聖国ルクシェドルからされており。そもそも贄とはなんなのか、何故引き起こっているのかも定かではない。